辞書を使いこなせるようになると、生徒は自分でどんどん単語を暗記していきます。
自立学習の第一歩で、私はこのパワーにいつも驚かされています。
自分で興味をもって楽しく使っていれば、指導者側からあれこれ言わなくても
生徒は自然と単語力をつけていきます。
小学生の中で一番人気の辞書は、オールカラーの「ドラえもん辞典」です。
この辞典の特徴は
① 絵辞典・英和辞典・和英辞典の3部構成。
② 音源はCD-ROM付ですが、QRコードを読み取ってスマホでも聴ける。
③ 十数ページごとに、豆知識のようなコラムがあります。
全体を通して様々な工夫がされていて、飽きずに楽しみながら英単語やフレーズを
覚えることができるようになっています。
たとえば「絵辞典」の動物の単語では、動物の英単語だけでなく
羊や牛の鳴き声もネイティブが発音してくれています。
これを生徒と一緒に遊び感覚で発音をまねるととても盛り上がりますよ!
英和、和英のセクションは、見出し単語・例文、ところどころドラえもんのキャラクター
の挿絵がついて、単語のイメージを膨らませてくれます。
例文にはカタカナ表記がされていて、生徒が一人でも読めるようになっています。
注意点として2つ挙げます。
① この辞典がとても使いやすいのはいいのですが、生徒がベタな日本人特有の
カタカナで発音する癖がついてしまうことはぜひとも避けてもらいたいです。
必ずネイティブの音声と一緒に練習するようにしてくださいね。
発声、口、舌の動かし方、イントネーション、十分注意して練習すると
みるみるうちに英語が上達します。
② 小学5年生以上が使う教科書で使われる単語が、「ドラえもん辞典」には載ってない
ものもあります。ですので、一般的な「辞書を引く」用途よりも、一つの読み物としての
補助教材として活用するのがいいと思います。
弊塾では、生徒にレッスンの5分前に自分の好きなページを読んでおくようにしていて、
時間になったらすぐ単語暗記のトレーニングに取りかかれるように工夫しています。